昨年の10月27日に徴古館が新たに「22世紀に残す佐賀県遺産」に認定され、2月11日に当館の2階で「令和3年度佐賀県遺産認定証授与式」が執り行われました。佐賀県まちづくり課の天本課長より、当館の鍋島館長に認定証が授与されました。鍋島館長からは、今後さらに徴古館の建物自体のもつ魅力を広く伝えていきたいとのご挨拶がありました。この日は「鍋島家の雛祭り」展の初日であり、授与式に立ち会った来館者からは温かい拍手をいただきました。 |
郷土佐賀に関する研究を支援する当会の研究助成事業の成果をまとめた研究報告書 第10号を刊行しました。この号では第19・20回(令和元・2年度)に助成を受けた6名による研究成果を掲載しています。当会事務所のほか、お電話やメールでもご注文を受け付けて頒布しています(価格 1,500円)。なお、過去に発行した第1号から第9号まで引き続き販売しています。
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鍋島紀久子様(13代直泰夫人)の婚礼調度のピアノ「プレイエル」の音色を楽しむ小音楽会を開催しました。演奏は大坪健人さん(佐賀市)。プレイエルのピアノを愛用したショパンのほか、ベートーヴェンやモーツァルト、リストの曲が演奏され、さらに演奏者自身によるトークで曲や作曲者について理解を深めながら聴くことができました。侯爵鍋島家の伝来品が並ぶ館内にエネルギッシュな演奏と優しい音色が響き渡り、2回の公演あわせて58名の方々にお楽しみいただきました。 |
10月8日、佐賀県美しい景観づくり審議会より、地域を象徴する建造物として貴重な資産であるとして、徴古館を「22世紀に残す佐賀県遺産」に認定するよう知事に答申されました。徴古館は昭和2年(1927)に竣工した鉄筋コンクリート造の洋風建築です。佐賀県初の博物館として開館し、大戦の影響での閉館など紆余曲折を経ながらも、この佐賀市松原の地で94年にわたり変わりゆく佐賀の町を見守り続けています。今後も展覧会やイベント等で活用するほか、建物自体の魅力を後世に伝える取り組みも行っていきたいと思います。 |
当財団の文化振興事業に賛同され、ご寄附を通じてご助力をいただいている佐賀鍋島伝承遺産顕彰会への感謝状の贈呈式を執り行いました。贈呈式には松尾哲吾会長(松尾建設 代表取締役社長)、中尾清一郎代表世話人(佐賀新聞社 代表取締役社長)、神代剛事務局長(神代薬局 代表取締役社長)にお越しいただきました。鍋島報效会の鍋島直晶会長から、このご縁が続くことを願うとともに、深く感謝の意をお伝えしました。 |
11代佐賀藩主・侯爵鍋島直大公(1846~1921)の薨去(大正10年6月18日)から100年を迎え、佐嘉神社にて頌徳祭ののち、鍋島家春日御墓所にて御墓前祭が執り行われました。当日はあいにくの雨天となりましたが、鍋島家御親族をはじめ、佐賀鍋島伝承遺産顕彰会や県内神社関係など例年よりも多くの方々にご参列いただきました。去る3月には10代直正公の150年祭を迎え、本年は佐嘉神社の御祭神である直正公、直大公ともに節目の年となりました。 |
11年にわたり当館の館長を務めた高島忠平館長が5月31日をもって退任し、6月1日より新たに鍋島房子館長が就任しました。平成10年の再開後、4代目の館長となります。 |
鍋島報效会では、佐賀県下における文化及び教育の振興や奨励助成を行い社会事業に貢献することを目的に、2種類の助成事業(研究助成/一般助成)を行っています。この日、今年度の助成対象となった2名と1グループの研究者および8組の文化団体に対し、認証書等の授与を行いました。 |