佐賀県文化財保護審議会から県に答申があり、当財団所蔵の「鍋島直大像(百武兼行 筆)」と「東遊歌風俗歌譜(あずまあそびうた ふぞくうた ふ)」の2件が新たに佐賀県重要文化財に指定されることとなりました(佐賀県広報の告示で正式に指定)。 |
明治4年(1871)正月18日(旧暦)に鍋島直正公(1814~71)が薨去されて150年を迎えたこの日、佐嘉神社と鍋島報效会の共催で、神社にて頌徳祭、鍋島家春日御墓所にて御墓前祭が執り行なわれました。15代当主鍋島直晶会長、鍋島家御親族のほか、150年の節目にあたることから、山口祥義佐賀県知事、佐賀鍋島伝承遺産顕彰会の皆様など多くの方々にもご参列いただき、公の遺徳を偲びました。 |
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「鍋島家の雛祭り」展 開催期間中の土・日・祝日は、1階展示室で750点もの展示を堪能された後、2階フロアにてお箏の生演奏や茶花の展示をお楽しみいただいています(11時から15時まで)。本日は近藤イツ子先生の演奏に加え、3名の子供さん方も美しい箏の音を響かせ、来館者から大きな拍手が贈られていました。また、ご寄贈いただいた雛飾りも展示していますので、週末にご来館の際は、どうぞお立ち寄りください。 |
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この季節恒例となりました「鍋島家の雛祭り」展が本日より開幕。本年も、古写真をもとに往時の雛祭りにならった長さ6mと5mの二つの大雛壇飾りに、侯爵鍋島家の明治から昭和初期の歴代夫人が愛でた雛人形・雛道具約750点が並びます。11代夫人栄子さまと13代夫人紀久子さまの大雛壇には、宮内省御用達であった東京・永徳斎や京都・丸平大木人形店など名店の御人形や雛道具が並びます。12代夫人禎子さまの極小の純銀製雛道具176点も、思わず見入ってしまう精巧さです。 |
明日から開幕する当館の「鍋島家の雛祭り」展に合わせ、佐賀花商組合のご厚意でお花を生けていただきました。高さ2m、幅4mを超える豪華な生花飾りは、これまでにない圧巻。桃や百合、スイートピー、ストレリチアなど色とりどりの花々をお楽しみいただけます。徴古館の建物と合わせて、写真撮影にも最適です。設営していただいた皆様、ありがとうございました。 |
10代藩主鍋島直正公が長女の貢姫に宛てた手紙196通をまとめた『愛娘への手紙 ー貢姫宛て鍋島直正書簡集』の出版を記念し、トークイベントを開催しました(参加者38名)。第1部では、鍋島家資料の伝来や徴古館の再開などについて40年にわたり携わった藤口副館長が紹介。第2部では、手紙の解読に携わった4名が登壇し、手紙の見どころ、文字や紙の特徴などについて語りました。参加者からは、徴古館のあゆみが理解でき、直正公の愛情溢れる手紙の魅力に心動かされたとの感想が寄せられました。 |
新春恒例の香道体験会を開催しました。今回は感染症対策のため席数を半分近くに減らし、回ってくる香炉を消毒ガーゼで包みながら手に持つなど例年とは異なる形となりました。志野流香道九州松隠会 椛島 禅徹先生のご指導、佐賀香遊会の方々のお点前のもと、「松竹梅香」という初春にふさわしい組香を行いました。3種類の「伽羅」の香木の微かな違いが難しく、思わず苦笑いも。各回の間で換気・消毒を行いつつ、計4回開催。49名の方にご参加いただき、「貴重な伝統文化に触れ、じっくりと楽しむことができた」とのお声をいただきました。 |
郷土佐賀に関する研究を支援する当会研究助成の第19回報告会は、感染症の影響で半年ほど延期しておりましたが、佐賀商工ビルで開催しました(参加者 46名)。昨年度に助成を受けた4件(3名と1グループ)の、考古や教育など各分野の報告(1件はオンラインでの報告)に対し、当財団理事の高島忠平と評議員の大園隆二郎より講評・助言がありました。なお、当日の配布資料は1冊200円で販売中です。また、今回の報告内容を含む研究報告書 第10号は、令和2年度分と合せて来年度に刊行予定です。研究報告者・報告内容はこちら |
10月の続編として第41回佐賀城下探訪会「長崎街道 西めぐり」を2日間にわけて開催しました(両日計113名参加)。好天のもと、高橋までの約5kmを街道に沿って探訪。現在ルートが消滅している箇所は古地図で確認。沿道の築地反射炉跡では発掘担当者から遺物を交えての詳しい解説、伊勢神社では宮司さんのご案内で拝殿内を見学したほか、大覚寺や長安寺でもご住職よりお寺のご紹介をいただき、地元の皆様のご協力のお陰で街道の歴史を楽しく探訪できました。 |
鍋島紀久子様(13代直泰夫人)の婚礼調度のピアノ「プレイエル」の音色を楽しむ小音楽会を開催しました。演奏は昨年の好評を受け、今回も大坪健人さん(佐賀市)。プレイエルを愛したショパン、生誕250年を迎えたベートーヴェンをはじめ様々な曲を織り交ぜた構成でした。サロンのような雰囲気の小さな館内に広がったエネルギッシュな曲と優しい音色を、午前・午後あわせて82名の方々にお楽しみいただきました。 |
佐賀鍋島伝承遺産顕彰会の主催で、佐賀城本丸歴史館にて歴史や文化を活かしたまちづくりを語る意見交換会が開催されました。中尾清一郎佐賀新聞社社長(顕彰会 代表世話人)の進行のもと、山口祥義知事、秀島敏行市長、松尾哲吾松尾建設社長(顕彰会 会長)、鍋島直晶当財団理事長がまちづくりの考えや佐賀への思いを語り合いました。まちづくりにおいても、先人の歴史や文化を誇りとして次世代につなげていくことを、行政と民間が同じテーブルで認識を共有できた会でした。 |
第40回佐賀城下探訪会「長崎街道 東めぐり」を2日間にわけて開催し、計106名の方々にご参加いただきました。 |
佐賀市内の各家庭に月2回配布される「市報さが」。9月1日号は徴古館特集です。昭和映画のポスターのようなモノクロ写真の表紙は、昭和2年徴古館開館の日に撮影された創設者12代鍋島直映公を中心とする関係者の集合写真。特集ページでは徴古館の成り立ちや佐賀市と連携して行っている佐賀城下ひなまつりや城下サイン整備事業などについて紹介。反響も大きく多くのお声が寄せられています。市外の方もサガイーブックスでお読み頂けます。 |
今年度の佐賀城下探訪会は、長崎街道周辺の探訪を計画中で、東部と西部の2日に分けて現地下見を行いました。いずれも徴古館発着で、東部は構口までの往復、西部は高橋まで片道のいずれも約3.5kmの行程でした。 |
佐賀鍋島伝承遺産顕彰会の発足からちょうど1年にあたるこの日、徴古館内覧会を開催しました。「佐賀県唯一の国宝と鍋島家の名宝展」および収蔵庫内をご覧いただいたのち、当財団が佐賀の地で鍋島家資料を保存・研究する意義や成果の共有・活用について意見を交換。県民はもちろん、経済界や行政からも様々なサポートを頂きながら、鍋島家資料を地域の役に立つ存在として後世に引き継いでいきたいと思います。 ▷佐賀新聞記事 |
佐賀の若き企業経営者により組織される商工会議所青年部(YEG)の17名の方々にご来館頂きました。はじめに当財団の成り立ちや徴古館での活動、収蔵している鍋島家伝来資料のことなどについてご紹介したのち、当館学芸員による解説とともに展覧会をご観覧頂きました。佐賀経済界の次代を担う皆さまとのご縁を大切に、徴古館の鍋島家資料や鍋島文化という価値を地域と共有し現代や次代に活かしていければと思います。 |
昨年発足した佐賀鍋島伝承遺産顕彰会のご縁で、株式会社 鈴花の皆様が来館されました。当館学芸員の解説により、開催中の「佐賀県唯一の国宝と鍋島家の名宝」展をご覧頂き、観覧後には、より多くの人が鍋島家の資料に親しめるような企画や商品開発などについて数々のアイディアを頂きました。藩主家資料を現代の地域に活かし、地域とともに価値を創造していく上で、当館にとって大きな刺激となりました。 |
徴古館には、『鍋島直正公傳』から選んだ100場面を絵画化した解説付き絵本「鍋島直正公御実歴一百図」が残されています。直正命を祀る佐嘉神社が創建された昭和8年、徴古館初代館長西村謙三が制作したものです。 |
徴古館を核とし、市民団体や県・市と組織する「さが城下まちづくり実行委員会」の今年度第1回目となる定例会を行いました。今回は新メンバーの顔合わせを行うとともに、10年が経過した実行委員会の歴史をスライドで再確認。また、恒例となった歴史まち歩き「佐賀城下探訪会」の振り返りや今年度の開催などについても活発に意見交換を行いました。探訪会の開催日程やテーマなどについては、今後さらに具体的な検討を重ねていき、決定次第、当館HPやチラシ、メールマガジン等でお知らせいたします。 |
当会では、平成13年度より郷土佐賀に関する研究を奨励する助成を行っています。例年、授与式を徴古館にて執り行いますが、本年度(第20回)は新型コロナウィルス感染防止のため中止となりました。 |
徴古館の企画展やイベントの活動報告、収蔵品紹介などを掲載した「徴古館報」第39号を発行しました。 |