第9代 鍋島斉直

鍋島斉直(なりなお)

(高伝寺蔵)

第9代 鍋島斉直 なべしま・なりなお

安永9年-天保10年(1780-1839)
8代鍋島治茂の長男で、文化2年(1805)に家督を相続し、第9代藩主となる。室は鳥取藩主池田治通娘の姚姫(のち幸姫/1789―1837)。文化5年のフェートン号事件で逼塞となり、事件後の出費も重なり倹約令の効力もなく藩は財政難に陥った。また茶道(宗徧流)をはじめ諸文化への造詣が深く、油絵の先駆者でもあった司馬江漢のもとに藩士を学ばせ、長崎では藩士島本良順に蘭学を学ばせている。従四位下侍従肥前守に叙せられ、法名は巍松院殿桂翁道栄大居士。