第3代 鍋島綱茂

(公益財団法人鍋島報效会所蔵)

第3代 鍋島綱茂 なべしま・つなしげ

承応元年宝永31652-1706)
2代藩主鍋島光茂の長男で、元禄8年(1695)に家督を相続し3代佐賀藩主となる。室は松平越前守光通女普代(寂光院/1657-99)。父光茂の文治主義政策を継承、推進する。元禄11年(1698)、城南の鬼丸に池泉回遊式庭園の観頤荘(かんいそう)を建て、光茂没後に二の丸聖堂をこの地に移す。光茂と同じく和歌をよくし、書画や能楽にも長じた。従四位下侍従信濃守に叙せられる。号は致徳斎、法名は玄梁院殿卓巌道印大居士。男子に恵まれず、弟で神代家(くましろけ)当主となっていた吉茂を本家に復籍させ養子とした。なお山本常朝口述の武士道書『葉隠聞書』は一連の文治主義政策に対する反動的所産とされる。