はなだあさじたきそうもくもようかたびら
明治時代 鍋島栄子所用
1領 丈163.2cm 裄61.3cm
11代鍋島直大夫人栄子(ながこ)所用の帷子(かたびら/単衣仕立ての夏用の衣服)。縹色の麻地が涼やかさを感じさせる。桜や楓が雲の間から姿を見せ、岩場にはタンポポが咲く。鼓と滝の文様は、歌枕である「鼓の滝」(摂津国)に由来した意匠。
栄子夫人の御遺品として伝えられたものの一つ。収められていた箱の貼紙には「栄子様御幼少の時の御召物」とあり、「御産着 一枚」をはじめ本品や振袖、袴など15点の衣装が記されている。
本品は「伝来品でたどる鍋島家の歴史 ―佐賀藩主から侯爵へ」展 第2期(8月19日~10月19日)にて公開しました。
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