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郷土佐賀に関する研究を支援する当会の研究助成事業の成果をまとめた研究報告書 第8号を刊行しました。この号では第15・16回(平成27・28年度)に助成を受けた10名による研究結果を掲載しています。ページ数は過去最多の281ページとなりました。当会事務所のほか、お電話やメールでもご注文を受け付けて頒布しています(価格 1,500円)。なお、過去に発行した第1号か ら第7号も引き続き販売しています。詳しくはこちら |
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この度、当財団所蔵の「色絵椿文輪花大皿」(色絵椿文大皿 鍋島)が国の重要文化財に指定されました。藩窯が岩谷川内に置かれていた1650年代の作で、初代藩主鍋島勝茂公の御道具として伝わりました。椿文の輪郭線を一方は染付、他方は色絵で描いています。前者はのちの鍋島焼、後者は柿右衛門様式などに受け継がれました。新指定物件として4月に東京国立博物館で公開され、6月中旬頃には当館でも展示の予定です。 |
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2月11日(日)より開催中の「鍋島家の雛祭り」展。3月3日(土)の桃の節句を含む土日は、特に多くの方で賑わいました。また2階フロアでの土日限定のお抹茶席やお箏の演奏、ご寄贈いただいたおひなさまの展示、雛道具にまつわるパネルもお楽しみいただきました。なお、2階でのイベントは「肥前さが幕末維新博覧会」の開催に伴いこの日で終了しましたが、1階展示室の雛飾りは3月31日(土)までご覧いただけます。 |
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佐賀城下に春の訪れを告げる、恒例の「佐賀城下ひなまつり」。徴古館と佐賀市歴史民俗館の各会場を中心に、市街地一帯が雛飾りで春色に染めあがる50日間です(3月31日まで)。第18回目となる今回は、徴古館の2階で開会式が行われ、雪のちらつく中、初日から多くの人にお出かけ頂きました。徴古館では、侯爵鍋島歴代夫人の御人形・御道具が並ぶ2つの大雛壇飾りや極小の純銀製雛道具、小城鍋島家伝来の古今雛など、見応えのある雛飾りおよそ500点が皆様をお迎えします。 |
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新春恒例の香道体験会を開催。志野流香道九州松隠会 椛島 禅徹先生のご指導、佐賀香遊会の方々のお点前のもと、今回は「宇治名所香」という組香を行いました。源氏物語の宇治十帖ゆかりの名所を思い描きつつ、5種類の香りを聞き、最後に出された香り(出香)が5種類のうちのどれなのかを当てます。貴重な香木の微かな香りに集中し、心を澄ます雅なひとときを、第1~4部あわせて96名の方にお楽しみいただきました。また、お呈茶もいただき、和の文化に親しむ機会となりました。 |
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徴古館2階から、NHK佐賀放送局の番組「ニュースただいま佐賀」の生中継が行われました。1月14日(日)に開催する「香道体験会」に先駆け、香道や組香を紹介する内容。志野流香道九州松隠会 椛島 禅徹先生や佐賀香遊会の方々のご協力のもと撮影が行われました。先生より、香木のでき方や種類、香道の歴史、香りを聞く際の心構えなどについてご説明いただき、キャスターの方が伽羅などの香木3種類の香りを聞き分ける「松竹梅香」に挑戦する姿も放映されました。 |
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佐賀市立新栄公民館の「さが学講座」に、今年度は当館から出前講座を2度行いましたが、今回は現地研修として受講生の皆さんがご来館されました。開催中の「鍋島直正公の長女 貢姫」展をじっくりご覧頂くため、1回あたり15名程度の少人数制で3回に分けて開催。1階での展示解説に加え、2階の座学では展示品の外箱に残された墨書から伝来について紐解きました。貢姫の人柄や生涯、直正公との親子関係に1時間半たっぷりと思いを馳せて頂きました。 |
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昨年度の「佐賀城下の水系 東めぐり」に続き「西めぐり」を開催しました。多布施川、天祐寺川、本庄江、十間堀など、城下での生活、治水や防衛、そして長崎警備や反射炉での大砲製造などに不可欠な佐賀城下を支えた水系をめぐる約9kmのコース。参加者からは「歩いたことで十間堀の広さが実感できた」「本庄江に堆積する砂の処理や堀浚いなど水路管理の苦労が偲ばれた」といった感想もいただきました。今年度最後の探訪会は天候にも恵まれ、99名の方にご参加いただき、最後の紅葉も楽しみながらの一日でした。 |
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徴古館2階でシンポジウムを開催しました。第1部では佐賀市による「歴まち計画」、さが城下まちづくり実行委員会による徴古館の歴史資料を活用した事業を紹介。第2部は「歴史資産を活かしたまちづくり」をテーマに5名によるパネルディスカッション。各取り組みの概要、歴史的価値を楽しみ伝える重要性や、史跡の利用と保全のバランスなどについて議論。78名の参加者にとって歴史まちづくりを考える機会となったことでしょう。 |
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一昨日に第36回探訪会が終わったばかりですが、第37回「佐賀城下の水系 西めぐり」(12月3日開催予定)の下見を行いました。城下と有明海を結ぶ水運として用いられた本庄江、治水や防衛のための十間堀、生活用水の多布施川など。どの水系にどんな役割があり、どう繋がっていたのか。今では一部が埋立てられていますが、江戸時代の古地図と見比べながら往時の川筋や川幅を調査しました。 |
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秋晴れの下、今年度第3回目の探訪会を行いました。今回は佐賀城下から少し足を延ばし、鍋島家の最初の分家である小城鍋島家ゆかりの地をめぐるバスツアーでした。小城市文化課や玉毫寺・圓通寺・三岳寺などのご協力により、充実した1日となりました。今回は106名の方にご参加頂き、アンケートでは、お寺でのお話や貴重な仏像を特別に見せて頂いたこと、また歴代小城藩主の墓所などを拝観できて素晴らしかったとのお声を多数頂きました。 |
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文化庁支援事業「古地図で佐賀城下の魅力再発見!」に取り組むさが城下まちづくり実行委員会(事務局:徴古館)。本日の定例会では、11月5日に開催する佐賀城下探訪会に向け、行程の確認や配布資料の製本を行いました。今回の探訪会は佐賀城下を離れ、初代藩主勝茂公の長男・元茂公による小城鍋島家創設から400年を記念した「小城鍋島家の歴史と史跡バスツアー」。今回の資料も、探訪会当日以外でも徴古館にて1冊500円で販売いたします。 |
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10月1日(日)、初代佐賀藩主鍋島勝茂公とその子供たちにゆかりのある地をめぐる探訪会を開催しました。勝茂公や藩祖・直茂公が祀られている松原神社をはじめ、称念寺や龍泰寺、本行寺や伊勢神社などの寺社、他家に嫁いだり分家を創設した子供たちの各屋敷地跡を探訪。81名の方々にご参加頂き、心地よい秋風の中での8kmの行程となりました。本日の配布資料は、徴古館にて1冊500円で販売しています。 |
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文化庁支援事業「古地図で佐賀城下の魅力再発見!」に取り組むさが城下まちづくり実行委員会(事務局:徴古館)は、毎月定例会を開催。今回は10月1日に開催予定の城下探訪会「佐賀藩 初代藩主と子供たち」に向け、行程確認や配布資料の製本を行いました。全員で分担しながら、1冊68ページの資料200部以上が次々と仕上げられました。10月の探訪会のお申込みは、今からでも間に合います。また、資料は探訪会当日以外でも、徴古館にて1冊500円で販売いたします。 |
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13代鍋島直泰夫人・紀久子様の婚礼調度のピアノ「プレイエル」の音色を楽しむ小音楽会を開催しました。今回はヴァイオリンとの共演。須田美穂さん(ピアノ/洗足学園音楽大学ピアノ科非常勤講師)と荒川友美子さん(ヴァイオリン/九州交響楽団員)はドイツ国立デトモルト音楽大学時代の級友で、初共演でありながら息の合ったハーモニーが昭和2年建設の室内に響き渡りました。午前・午後あわせて112名の皆様に、エルガーやブラームス、ショパンやリストなどの名曲13曲をお楽しみいただきました。 |
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10月1日に開催予定の第35回探訪会「佐賀藩 初代藩主と子供たち」の下見を行いました。勝茂公の長男・元茂公の生母お岩の墓所がある称念寺、四男・直弘公や養父であった成富兵庫茂安の墓所がある本行寺などのゆかりの寺社。また、勝茂公の時代の古地図と照らしながら、子供たちの屋敷跡にあたる地を調査し、当日の詳細なルートなどの最終確認を行いました。参加の申込みは、イベントページから受け付けています。 |
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今秋開催予定の第36回探訪会「小城バスツアー」の下見を行いました。午前中は小城市文化課のご協力により、北の山際に位置する小城鍋島家菩提寺の星巌寺や玉毫寺、円通寺などを拝観。その後、古地図を片手に小城城下町を歩き、最後に三岳寺や牛尾神社を訪れました。数々の寺社や史跡が残る小城ですが、今回の下見の結果をもとに探訪先を絞り、ルートを決定します。参加申込み受付開始時期はHP・メールマガジンで発表します。 |
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本年は、佐賀藩祖として敬愛される鍋島直茂公が元和4年(1618)6月3日に逝去されて以来、400回忌にあたります。直茂公の祥月命日にあたる7月24日(月)、鍋島家と当会の主催で、鍋島家菩提寺の高傳寺(佐賀市本庄町)にて直茂公の400回大遠忌法要を執り行いました。山口祥義知事をはじめ、来賓や一般参列者の多くの方にご参列・ご焼香いただき、佐賀藩の基礎を築いた直茂公の威徳を偲んでいただきました。 |
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6月29日・30日に市立新栄公民館のさが学講座 受講生の方々が現地研修で来館されました。じっくり見て欲しいので1回あたり20名程度の少人数制とし、3回に分けて実施。学芸員が「藩祖鍋島直茂公と日峯社」展を解説後、さらに2階フロアで座学。2階では直茂公の祭礼にまつわる10代直正公時代のエピソードなどを紹介。また展示資料の外箱や、箱書きから読み取れる情報もご紹介し、普段とは異なる観点から資料をじっくりと見る1時間半となりました。 |
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郷土佐賀に関する研究を支援する当会研究助成の第16回報告会を徴古館2階で開催しまし た。昨年度に助成を受けた5名によるそれぞれの報告に対し、当財団理事の高島忠平と評議員の大園隆二郎より講評・助言がありました。佐賀の歴史・考古や文学、陶磁器など多岐にわたる分野の各報告に、ご参加いただいた61名の方からの拍手が響きました。今回の報告内容を含む研究報告書 第8号は、今秋刊行予定です。研究報告者・報告内容はこちら |
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校外学習の一環として、致遠館中学校の1年生の119名の皆さんが来館されました。はじめに当館の学芸員より徴古館の創設などの概要と、開催中の企画展「藩祖鍋島直茂公と日峯社」について説明があり、その後は自由見学。慶長の役での様子を描いた屏風や豊臣秀吉から直茂公に送られた密書など、展示中の資料をじっくりと見て、それぞれのキャプションやパネルをしっかりと読んで質問をし、熱心にメモを取る姿が印象的でした。 |
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このたび鍋島報效会が所蔵する鍋島家伝来資料の中から、慶応3年(1867)に日峯社(松原神社)で行われた藩祖直茂公二百五十年祭礼を写した古写真の存在が確認され、本日記者発表を行いました。佐賀城下の賑わいを写した江戸時代に遡る写真として初めて確認された貴重な発見をマスコミ8社に取材して頂きました。古写真は「藩祖鍋島直茂公と日峯社」展で初公開しています(7/29まで)。 |
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5月21日(日)、藩祖鍋島直茂公ゆかりの地をめぐる探訪会を行い、約80名の方々にご参加頂きました。直茂公や龍造寺隆信公の生誕地、寺社10ヵ所をめぐる盛りだくさんの内容。気温29℃のもと9kmのルートでしたが、住職さん・宮司さんから直接ご説明を頂き、秘仏を拝観させて頂いたりと現場で特別な歴史を感じて頂けたようです。今後の予定は10月・11月・12月の3回。開催日やテーマなどの詳細は8月頃にお知らせできる予定です。 |
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平成29年度文化庁 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業「古地図で佐賀城下の魅力再発見!」が本年度も採択され、当館を核に市民団体や県・市と組織する「さが城下まちづくり実行委員会」の今年度第1回目となる定例会が開催されました。5月開催の探訪会について下見の結果を共有し、配布資料や現地説明の内容充実に向けて意見を交換しました。この支援事業は平成21年度より継続して採択され、今年で9年目となりました。 |
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佐賀藩出身の島義勇(しま・よしたけ)は、開拓判官として札幌の街づくりの基礎を築いたことで知られ、開拓使初代長官鍋島直正公らとともに北海道神宮内の開拓神社に祀られています(写真は境内に建つ島義勇銅像)。4月16日(日)、同神宮で島判官顕彰祭が挙行され、鍋島報效会からも参加。記念講演では直正公の国防や開拓の考え、直正公と島判官のつながりなどを当館富田学芸員がご紹介しました。現地に赴き「北海道開拓の父」としていかに尊崇されているかを実感しました。佐賀でも取り上げねばならない人物です。 |
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5月21日(日)に開催予定の佐賀城下探訪会「藩祖鍋島直茂公ゆかりの地」の下見を行いました。松原神社や宗龍寺など徴古館から近い場所はもちろんのこと、今回は城下の南西にも足を延ばしました。直茂公の生誕地(胞衣塚)をはじめ、幼少期の直茂公が学問修業などのため2年余りを過ごした梅林寺、瑞応寺や宝持院跡なども調査しました。下見の結果から詳細なルートを決め、近日中にHPやメールマガジン、チラシ等でご案内します。 |
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郷土佐賀の研究を奨励する当会の研究助成。本年度分(第17回)の授与式を徴古館にて執り行いました。今年度の授与者・研究テーマは以下の通りです。多々良友博「戦前期佐賀県内炭鉱に関する基礎データ整備」/山崎頼人(小郡市埋蔵文化財調査センター)「環有明海地域における弥生時代の日韓交流 ~交流拠点としての環有明海地域の評価~」/佐藤大規(広島大学総合博物館)「佐賀藩および親藩等における御殿建築の変遷」 |
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