第81回展 佐賀藩 初代藩主の子供たち

第81回展 佐賀藩 初代藩主の子供たち展

平成29年9月4日(月) ~11月4日(土)

慶長12年(1607)、鍋島勝茂公は龍造寺家の家督を引き継ぐ形で初代佐賀藩主となり、多久家など龍造寺家一門を重用しつつ初期の藩政を推し進めました。
勝茂公は七男六女*の子供たちに恵まれましたが、このうち五男六女は、德川家康公の養女である継室高源院との間の子供です。姫君は、おもに多久家をはじめとする龍造寺家一門に嫁ぎ、縁戚関係を深めました。
世継ぎとなったのは二男忠直公。他の息子たちの多くは分家を創設し、ともに藩政運営や、幕府に対する鍋島家の立場の維持・発展を目指しました。
ただ、忠直公は23歳で早世したため、2代藩主はその嫡子光茂公(勝茂公の孫)が継ぐこととなりました。
本展では、平成29年が長男元茂公による最初の分家創設(小城鍋島家)から400年にあたるのを機に、初代藩主による一門の創設を中心とした藩政運営の基盤づくりをたどりました。(*)成人した子女のみ

 第81回企画展「佐賀藩 初代藩主の子供たち」図録

¥500

平成29年9月発行
A4版 48ページ

鍋島勝茂公の長男元茂公による最初の分家創設(小城鍋島家)から400年を記念し、初代藩主による一門の創設を中心とした藩政運営の基盤づくりをたどる。

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展示風景

 

 

 
 
 

 

 

 

おもな出品資料


諸家団居馬験昇図
 
忠直公御木像由来之画
 
青漆塗萌黄糸威
二枚胴具足

承応佐賀城廻之絵図
 
葉隠(山本本)
 
鍋島勝茂像

 
 
梨子地扇文蒔絵鐙
 
花杏葉紋刺繍切平緒
 
鉄打出金箔押唐冠形兜
 
寛永五年惣着到
 
茶漆塗杏葉紋付
衛府太刀拵
 


錆色塗紺糸威仏二枚胴具足

 
禾目天目茶碗
 
撞杖
 


鍋島直茂像

 
大蔵姓成冨家譜
 


竹内門跡良恕親王短冊

 


井戸茶碗 銘栄城


三月廿二日付
鍋島直澄書状
 
勝茂公其外様短冊七葉

 
 
神代直長宛て
鍋島勝茂覚

参家幾路具(三家記録)
 
 
鍋島忠直和歌色紙短冊貼交
 
勝茂公より忠直公への
御書き物

 

出品目録 

※特記のないものはすべて公益財団法人鍋島報效会所蔵

 

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