第82回展 鍋島直正公の長女 貢姫

第82回展 鍋島直正公の長女 貢姫


平成29年11月27日(月) ~平成30年1月20日(土)
(※年末年始休館 12月29日~1月3日)

貢姫(健子)は、天保10年(1839)、10代佐賀藩主鍋島直正公の待望の第一子として佐賀城で産声をあげました。直正公の正室・盛姫の養育を受けるため7歳で江戸に移り、17歳で川越藩主松平直侯公に嫁ぎました。ところが直侯公は6年後に亡くなったため、髪をおろし慈貞院と称しました。
慶応4年(1868)には、父の勧めで23年ぶりに江戸から佐賀に帰郷。武雄での転地療養の後、晩年期を迎えていた父たち家族とともに佐賀城で過ごしました。明治4年(1871)父の葬儀で上京して以降も鍋島家の庇護のもとで暮らし、
大正7年(1918)に80歳の天寿を全うしました。
本展は、平成30年が貢姫没後100年および明治維新150年にあたるのを機に開催しました。幕末の藩主の長女として養育を受け、薙刀や乗馬など文武の道に励まれた貢姫ですが、本展では自筆の書画、用いていた楽譜や茶道具、調度品、また婚姻にまつわる古文書、結婚後も文通を続けた父から送られた直筆の手紙などを通じ、おもに文事の面からその生涯を振り返りました。
 

展示風景

 

 

 
 
 

 

 

おもな出品資料


松平慈貞院(貢姫)肖像画
 
紅梅に鷹模様紙挟
 
紅綸子地立涌花卉模様打掛

黒漆塗葵紋杏葉紋重箱
 
賦山何連歌
 
白綸子地紗綾形花卉模様打掛

遠州茶杓
 
琴弾図
 
黒漆塗謡番組蒔絵鼻紙台

鍋島直大宛て筆姫書簡
 
御系図
 
御縁談録

書画貼合「高嶺のはな」
 
近江八景和歌書
 
上々様方御筆御短冊

桜田御屋鋪差図
 
雛道具(三曲)
 
壱越調譜

鳳笙譜
 
横笛譜
 


和歌書「直映の君」


下絵帖
 
 
下絵帖

龍笛 銘 杉村
 
直正公御年譜地取
 
陸安集


下絵

       

 

出品目録 

※特記のないものはすべて公益財団法人鍋島報效会所蔵

 

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