第5代 鍋島宗茂

(高伝寺蔵)

第5代 鍋島宗茂 なべしま・むねしげ

貞享3年宝暦4年1686-1754)
2代藩主鍋島光茂の十五男で、初め神代直利の養子となって神代家を相続し、直堅と名乗る。享保3年(1716)に兄で4代藩主である吉茂の嗣子となり、吉茂が没した享保15年(1730)5月16日(宗茂の藩主就任を願った父光茂の命日)に家督を相続し、5代佐賀藩主となる。室は久世大納言通夏の娘貞姫(貞樹院/1699-1752)。佐賀城再建のための倹約と財政改革のため広く人材を登用する。享保の大飢饉に見舞われ、借銀返済のため藩札発行。従四位下侍従信濃守に叙せられる。法名は海量院殿慈明活眼大居士。

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