2015年10月 紺紙金字和歌書

紺紙金字和歌書 

1巻 3代藩主鍋島綱茂 筆 寛永12年(1672)
縦28.8cm 横172.5cm 紺紙金字 巻子装

2代藩主鍋島光茂(みつしげ)は42人の子どもに恵まれた。長女は千姫(せんひめ)と言い、父光茂と同様に和歌を好くしたが23歳で没した(法名:緑樹院殿良嶽壽辰大姉)。その際、光茂長男の綱茂(つなしげ/のち3代藩主)は姉の千姫追善のため和歌を詠み、それを紺紙に金泥(きんでい)で書したのがこの資料である。「緑樹院は在世中、和歌に深く心を寄せていたため、亡きあとの菩提も和歌の道をもって即身成仏の縁となるようにと念じ、享年の数になぞらえて二十三首の追善の和歌を詠んで手向ける」との前書きがあり、これに続けて二十三首の和歌を記している。

展示案内

本品は藩主の座 ―2代藩主鍋島光茂公と跡継ぎ」展(平成27年10月13日~12月5日)に出品します。