みつおれにんぎょう
明治時代 (写真左)永徳斎 作 11代鍋島直大夫人栄子 所用 (写真左)高さ50cm
首・腰・膝の三つの関節が折れ曲がる人形で、ガラスが用いられた眼はきらりと輝き、ふっくらとした頬や手足の指は弾力さえ感じさせるほどに生き生きと作られている。正座をさせたり抱っこやおんぶをしたりして遊ぶことができる。さらに、襦袢や足袋、巾着袋、帯といった小物類や、柄の異なる替えの着物などが付属しており、着せ替えを楽しむこともできる。おかっぱ頭の少女の人形を製作したのは、明治時代に宮内省御用品など数々の人形を手がけた人形師・永徳斎。同じく栄子所用の人形である有職雛(直衣姿)も永徳斎の作。
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本品は「鍋島家の雛祭り」展(平成29年2月11日~3月31日)に出品しています。
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