令和4年度の活動

第27回 プレイエル小音楽会 2022年12月24日(土)

 

鍋島紀久子様(13代直泰夫人)の婚礼調度のピアノ「プレイエル」の音色を楽しむ小音楽会を開催しました。演奏は増井ゆかりさん(佐賀市)。プレイエルのピアノを愛用したショパンのほか、ヘンデルやリスト、チャイコフスキーの曲を演奏され、演奏者自身によるトークで曲や作曲者について理解を深めながら聴くことができました。また、当日はクリスマスイブということもあり、ジングルベルやきよしこの夜などのクリスマスソングをサプライズ演奏していただきました。優しくも迫力のある素敵な音色が館内に響き渡り、2回の公演あわせて74名の方々にお楽しみいただきました。

能楽体験イベントを開催しました 2022年11月27日(日)

 

佐賀キワニスクラブと当財団との共催で小~高校生向けの能楽体験イベント「みる きく ふれる お殿様も愛したお能」を開催しました。子どもたちと保護者を含めた34名の参加者は、5人の能楽師による舞や演奏を鑑賞したほか、能楽師からの分かりやすい説明を受け、実際に楽器に触れながら演奏方法を学びました。会場内には鍋島家伝来の能装束や楽器も展示し、視覚・聴覚・触覚で楽しみながら歴史と伝統芸能に触れられるひとときとなりました。

小冊子「愛娘への手紙」の贈呈式を行いました 2022年11月17日(木)

 

令和3年度の「市報さが」(毎月1日号)で、10代佐賀藩主鍋島直正公が長女貢姫へ宛てた自筆の手紙について「愛娘への手紙」と題して連載を行いました。
この度、佐賀市による「徴古館を活かしたまちづくり推進事業」の一環として、その内容を小学生向けと中学生向けに再編集した小冊子を作成し、佐賀市教育委員会のご協力のもと、佐賀市校長会にて小冊子を贈呈させていただきました。小冊子は、佐賀市立の小学校に通う小学4~6年生の全児童と中学校の全生徒、県内の各学校、公立図書館に配布しました。

「昔のカメラで撮影体験!」を開催しました 2022年11月12日(土)

 

ガラス湿板写真の撮影体験イベントを開催しました。講師は猪股良文先生と大野深美先生(一般財団法人 戸部記念財団 atelier-chataigne)3回開催し、計11名の参加者は撮影のためのガラス板の研磨や薬品の塗布、被写体として写真に写るなどの工程を体験しました。安政6年(1859)に撮影された10代藩主鍋島直正公の肖像写真と同じ技法で写るという貴重な体験に、参加者からは「昔の写真への見方が変わった」「昔の偉人たちと同じ体験ができて満足」との声が寄せられました。

ガラス湿板カメラの勉強会を行いました 2022年6月30日(木)・7月1日(金)


6月30日 実物を見ながら講義を聴く参加者


7月1日 撮影の準備の様子

 

6月30日 高橋先生レクチャー 配布資料(PDF)

 

6月30日、高橋則英先生(日本大学芸術学部 特任教授)をお招きし、当財団所蔵の古式カメラ(3点)に関する調査および講義を行っていただきました。うち1点は、国産のものとしては最古のカメラである可能性が示されており、他2点はそこから少しずつ改良が加えられていく様相を辿ることができます。先生からは、それらの根拠となる点や国内に現存する他のカメラとの違い、カメラと写真の歴史や仕組みなどをご説明いただきました。
7月1日には
猪股良文先生と大野深美先生(一般財団法人 戸部記念財団 atelier-chataigne)をお招きし、別のカメラを使用して実際に湿板写真の撮影体験を行いました。当財団には、佐賀藩医の川崎道民が10代藩主鍋島直正公を写した湿板写真が現存していますが、まさに当時の写真術を追体験するような貴重な機会となりました。
今回の勉強会は、当財団資料に関する知見を、地域の財産として広く周知・共有するため、鈴木一義先生(元 国立科学博物館)のご協力により実現したものです。両日とも、市内の博物館および文化財関係機関に参加を呼びかけ、参加者は延べ40名となりました。それぞれの視点から様々な意見や質問が活発に飛び交いました。
なお、秋口にはカメラや湿板写真、乾板写真について学べる撮影体験イベントを開催予定です。詳細は追って公開いたします。

第21回 研究助成 研究報告会 2022年6月19日(日)

 

郷土佐賀に関する研究を支援する当会研究助成の第21回報告会を佐賀県立佐賀城本丸歴史館で開催しました(参加者 50名)。昨年度に助成を受けた3件(2名と1グループ)の古文書や城郭史、中世後期の有明海沿岸と、各分野の報告がありました。報告の後には当財団理事の高島忠平より各報告に対して講評・助言がありました。なお、今回の報告内容を含む研究報告書 第11号は、令和4年度分と合せて来年度に刊行予定です。
研究報告者・報告内容はこちら

令和4年度 研究助成・一般助成認定証授与式 2022年4月6日(水)

 

鍋島報效会では、佐賀県下における文化及び教育の振興や奨励助成を行い社会事業に貢献することを目的に、2種類の助成事業(研究助成/一般助成)を行っています。
この日、今年度の助成対象となった3名と2グループの研究者および8組の文化団体に対し、認定証等の授与を行いました。認定書授与の後は授与者の皆様より、これからの活動・研究に対する意気込みをお話していただきました。
なお、研究助成の授与者と研究テーマについてはこちらのページを、一般助成の授与団体についてはこちらのページをご覧ください。

 

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