11月、佐賀県民や佐賀県出身の人々の寄附により、佐賀市松原に10代鍋島直正(閑叟公)の銅像が建立され、一帯が銅像園として整備される。11代鍋島直大はこれに感謝し、同年私設の佐賀図書館を開館。
佐賀藩校弘道館跡地に12代鍋島直映の揮毫になる記念碑が建立される。このころには銅像園一帯は、佐賀県下における文教振興の象徴となる。
10月、佐賀県下最初の博物館として、徴古館が開館。当時としては珍しい洋風建築で、1階を講堂、2階を展示施設とし、肥前関係の古器物・古書画類を陳列した。
2月、徴古館の展示業務は一時中止となり、建物は接収。所蔵の文化財等は各所に分散疎開となる。その後は佐賀県世話部や佐賀放送局が利用。
徴古館周辺整備事業に着手。