げぼりさんびきざるたなかざり
明治時代~大正時代
大正3年、昭憲皇太后御遺物として朝香宮紀久子(13代鍋島直泰夫人)拝領
(台)縦10.3cm 横17.3cm (台と猿を含む)高さ8.4cm
象牙を用いて彫り表された竹の台に座る身長わずか5.5cmほどの三匹の猿。「見ざる・聞かざる・言わざる」それぞれの表情や仕草が見どころ。毛並みの微細な流れや骨ばった指先まで行き届いた繊細な彫りにより、写実性とユーモラスさを感じさせる。
箱書きから、大正3年(1914)昭憲皇太后の御遺物として朝香宮家第一王女 紀久子様が拝領した8点のうちの1点と分かる。昭和6年(1931)13代鍋島直泰に降嫁した際の婚礼調度の一つとして鍋島家に伝わった。
本品は「鍋島家の雛祭り」展(2020年2月11日~3月15日)にて他の象牙細工とともに公開しました。
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