公益財団法人鍋島報效会 徴古館


2018年8月 デイ・ドレス

2018年

デイ・ドレス

明治37~38年頃(1904~05) 11代鍋島直大夫人栄子所用 日本製
(上衣) 胸囲 82.0cm 胴囲 74.0cm 袖丈 51.0cm
(スカート) 胴囲 70.0cm 前スカート 97.5cm 後スカート丈 117.0cm 裾囲 385.0cm


11代鍋島直大夫人 栄子所用のドレス。濃い茶色の杢糸で編まれたファンシー・フレスコ地で、全体をシンプルに茶系統で統一しつつ、胸元と袖口にはアイボリーのシルクサテン地に薄茶色の綿レースを用いる。前面から見るとワンピースのように見えるが、同色の上衣とギャザースカートを組み合わせている。
デイ・ドレス(デイタイム・ドレス)とは、午餐やティー・パーティ、カクテル・パーティなど広い範囲で着用される服装のこと。付属のメモによると、明治38年(1905)に日露戦争で連合艦隊司令官を務めた東郷平八郎の凱旋時、花束贈呈の際に栄子夫人が着用したもの。当時、栄子夫人は日本赤十字社篤志看護婦人会の会長を務めていた

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明治38年10月22日 日露戦争写真画報 第三十七号

 

展示案内

本品は「幕末明治の鍋島家 ―大名から侯爵へ」展 第2期(平成30年6月16日~8月24日)にて初公開しています。

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