もえぎじむかいまつくいづるひしもようかりぎぬ
1領 江戸時代後期 10代藩主鍋島直正着用 丈145.3cm 裄91.0cm
狩衣とは、公家が狩猟の際などに着用したものだが、やがて武家の礼装となった。落ち着いた萌黄色に、菱形に織り表された向かい合う鶴が規則正しく配され、端正な雰囲気を漂わせる。藩主着用のものと考えられていたが、古写真との照合により、このたび初めて10代藩主鍋島直正着用のものと確認された。
本品は10代藩主鍋島直正公生誕200年記念・第69回展「鍋島直正公御一家展」(平成27年1月5日~1月31日)に出品します。