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第28回展 鍋島家伝来 茶道具名品展
第28回展 鍋島家伝来 茶道具名品展
平成16年10月4日（月） ～ 12月3日（金）
鍋島家に伝来する大名家にふさわしい茶の湯の道具類。今回はその中から室町期より珍重された唐物の天目茶碗や高麗茶碗、鍋島藩窯の前身となる色絵茶碗といった初代藩主勝茂所用の茶碗を中心に、御用達御茶師であった上林三入宛の書状、遠州や宗旦といった名だたる茶人による茶杓、江戸の釜師名越家による端正な茶釜や建水、宗偏流との関わりを示す資料などを展示しました。
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出品目録
〔軸物〕
- 鍋島勝茂書状 1幅 紙本墨書 掛幅装 江戸時代 上林三入 宛
- 三字書｢万歳亀｣ 1幅 紙本墨書 掛幅装 江戸時代 鍋島重茂 筆
- 烏鶴図 2幅対 絹本墨画淡彩 掛幅装 江戸時代中期 伊藤若冲 筆
- 団扇官女図 1幅 絹本著色 掛幅装 中国・明時代 伝 戴進 筆
- 十五夜同詠十五首倭歌 1 幅 掛幅装 江戸時代後期 橘千蔭 筆
- 炭花之図 2巻 紙本墨画淡彩 巻子装 寛政9(1797)年 岡村宗恕(時習軒)筆写し
〔茶釜〕
- 駒の図鶴首釜 鉄弦添 1合 宝暦年代 西村道爺 作
- 菊桐図丸釜 1合 名越彌五郎作 文政年間 筆姫 所用
- 菊花文蘭于風爐釜 1具 名越昌晴作 明治43年 朝香宮家伝来
〔炭道具〕
- 竹製炭斗 1口 唐物
- 竹製格子形炭斗 1口 神野御茶屋で使用
〔唐物茶碗〕
- 禾目天目茶碗 1口 中国・建窯 元～明時代 初代勝茂 所用
- 禾目天目茶碗 1口 中国・建窯 元～明時代 初代勝茂 所用
- 青磁櫛描文茶碗(珠光青磁) 1口 中国・同安窯系 南宋時代
〔高麗茶碗〕
- 呉器茶碗 銘嵯峨野 1口 李朝時代 初代勝茂 所用
- 呉器茶碗 1口 李朝時代 初代勝茂 所用
- 井戸茶碗 銘栄城 1口 李朝時代 初代勝茂 所用
- 判使茶碗 1口 李朝時代
- 朝鮮薄茶碗 1口 李朝時代
〔和物茶碗〕
- (県重文)色絵茶碗 台共 2組 有田岩谷川内窯 1650年代 初代勝茂 所用
- 瀬戸唐津茶碗 1口 瀬戸ヵ 江戸時代前半
- 瀬戸茶碗 1口 瀬戸 江戸時代前半
- 染付山水楼閣文茶碗 1口 有田 江戸時代前半
- 色絵梅図平茶碗 1口 京都 江戸時代
- 赤楽茶碗 1口 京都 江戸時代後期
- 錆呉須絵大根文茶碗 1口 江戸時代中期 京都・尾形乾山 作
〔茶入〕
- 鉄釉黄灰釉茶入 牙蓋・仕覆添 1合 京都or膳所 江戸時代
- 鉄釉茶入 1口 薩摩ヵ 江戸時代
- 飴釉茶入 1口 瀬戸焼 江戸時代
- 鉄釉杵形茶入 1口 高取焼 江戸時代
- 青磁肩衝茶入 牙蓋・仕覆添 1口 中国・龍泉窯 明代末
〔薄茶器〕
- 黒塗薄茶器 1合 蓋裏に花押 江戸時代
- 黒塗尻張棗 1合 蓋裏に花押 江戸時代
- 木地塗忍草文蒔絵棗 仕覆添 1合 蓋裏に花押
- 黒漆塗瓢箪蒔絵棗 仕覆添 1合
〔蓋置〕
- 銅三つ人形蓋置 1点 江戸時代
- 五徳形蓋置 1点 江戸時代
〔茶杓〕
- 茶杓 銘 江ノ嶋 1本 江戸時代 不審庵宗俊 作
- 遠州茶杓 1本 江戸時代 小堀遠州 作
- 宗旦茶杓 1本 江戸時代 千宗旦 作
- 茶杓 銘 初穂 1本 江戸時代 千種有文 作
- 茶杓 1本 江戸時代 水谷義閑 作
- 茶杓 銘 鶴の齢 1本 明治時代 伊東祐元（知足庵） 作
〔香道具〕
- 堆朱唐松布袋唐子彫刻香盆 1枚 明時代 神野御茶屋で使用
- 堆朱菊文香合 1合 伝張成 清時代 初代勝茂 所用
〔台子〕
- 花鳥人物螺鈿台子 1基 杣田細工ヵ 明治時代
〔花生〕
- 青磁陽刻唐花唐草文掛花入 1口 中国・龍泉窯 明時代 初代勝茂 所用
- 青磁染付葡萄文宝袋形花生 1口 大川内焼 19世紀
- 籠掛花入 1口 竹製 漆塗
〔水指〕
- 青磁水指 代蓋・網袋添 1合 中国・龍泉窯 元末～明初
- 真塗手桶 1合 江戸時代 8代治茂 所用 神野御茶屋で使用
- 鉄釉糸目結形水指 1口 備前 江戸時代 神野御茶屋で使用
〔建水〕
- 唐銅製建水 1口 文化5年(1808) 林鐘 作
- 銅製棒先建水 1口 文化4年(1807) 名越弥五郎 作
- 枇杷色唐銅尻張形水次 1合 文化年間 名越弥五郎 作