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第27回展 鍋島直正公と御一家
第27回展 鍋島直正公と御一家
平成16年7月26日（月） ～ 9月17日（金）
幕末の名君と謳われた10代藩主・鍋島直正に関係する資料のうち、安政6年（1859）の肖像写真をはじめ、直正直筆の書画や、娘へ宛てた書簡類、徳川将軍家と田安徳川家から嫁いだ夫人の葵紋付調度類や手細工品、親から子へ譲られた雅楽器類や子供たちの遺愛品など、鍋島家ゆかりの品々を展示しました。
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出品目録
○直正(1814～71)関係
- 閑叟公銅像模型 1体 銅製 大正3年 武石弘三郎作
- 桜田御屋舗差図 1折 嘉永3年 佐賀藩上屋敷（現在の日比谷公園）
- 鍋島直正筆「白雲」 1幅 紙本墨書 掛幅装 文政10年
- 鍋島直正筆「清光」 1幅 紙本墨書 掛幅装 文政3年
- 鍋島直正筆 近江八景図 1幅 絹本墨画 掛幅装 江戸後期
- 鍋島直正筆月光画賛 1幅 絹本墨画淡彩 掛幅装 文政13年
- 鍋島直正筆 詩文稿 9冊 文政6年～明治2年
- 鍋島直正実歴一百図 1冊 絹本着色 折本 昭和8年 図案と説明書は西村謙三
- 直正筆書簡 2通 安政5年、慶応元年 直正より長女貢姫へ宛てた書簡
- 連歌帖 2冊 慶応4年正月、5月 直正はじめ直大（11代藩主）・駒姫（直大室）・貢姫（直正長女）・宏姫（直正五女）・尚丸（直正八男）・昶姫（直正九女）らの連歌
○盛姫（直正室、国子1811～47）・筆姫（直正継室、建子1830～86）関係
- 盛姫筆文章 1幅 紙本墨書 掛幅装 天保8年～弘化4年
- 和歌書張合｢高嶺のはな｣ 1巻 紙本墨書巻子装江戸後期 直正室・貢姫ほか和歌張合
- 黒塗葵紋付行器 1対 木製 漆塗 蒔絵 江戸後期
- 黒塗葵紋付食籠 1対 木製 漆塗 蒔絵 江戸後期
- 黒塗葵紋付重箱 替蓋共 1重 木製 漆塗 蒔絵 江戸後期
- 黒塗葵紋付刀掛 1基 木製 漆塗 蒔絵 江戸後期
- 黒塗葵紋付唐草蒔絵薙刀拵 1口 木製 漆塗 蒔絵 江戸後期
- 葵紋付浪に千鳥蒔絵琴柱箱 1合 木製漆塗 蒔絵 江戸後期 昶姫遺品として
- 銀製葵紋入長柄銚子 1口 銀製 江戸後期
- 銀製葵紋入加銚子 1口 銀製 江戸後期
- 銀製葵紋付潼子 1合 銀製 江戸後期
○貢姫（直正長女、健子1839～1918）関係
- 黒塗杏葉紋付重箱 替蓋共 1重 木製漆塗 蒔絵 蓋裏に七宝印
- 黒塗葵紋杏葉紋付重箱 替蓋共 1重 木製 漆塗 蒔絵 蓋裏に七宝印
- 貢姫筆詠草 3冊 明治27～30年 貢姫自筆の詠草
- 紙入・紙挟・下絵類 8点 幕末～近代 盛姫・貢姫の手細工物と下絵類
- 類題和歌補闕(盛姫手写し) 6冊 江戸後期 春・夏・秋・冬・恋・雑の6冊、貢姫遺品として
○昶姫（直正九女、幸子1859～1927）関係
○駒姫（直大室、胤子1850～80）関係
- 駒姫筆詠草 3冊 幕末 父梅渓通善より駒姫の娘朗子へ宛てた口上添え
○藩主から室へ、そして子供へ
- 雅楽器（笙・龍笛・篳篥） 6点 江戸後期 直正から貢姫へ そして直大へ
- 紫檀塗獅子牡丹蒔絵煙草盆 1基 木製 紫檀塗 蒔絵 江戸後期 直正遺品として筆姫へ そして直大から栄子へ
○古写真（パネル展示）
- 鍋島直正肖像写真 12枚 安政6年 川崎道民撮影、慶応2年 小野又太郎 撮影 ほか
- 鍋島家肖像写真 11枚 直正、筆姫、直大、貢姫、駒姫らの肖像写真