佐賀県内の博物館第一号として昭和2年(1927)に開館した徴古館。
97年を経た建物を展示室として、鍋島家伝来品を出品しています。
本年度は以下の日程で開館いたします。
※展示内容等は変更になる場合がございます。
江戸時代の約260年にわたり佐賀藩を治め続けた鍋島家。幕末には10代藩主鍋島直正公のもと財政再建や殖産興業、西洋科学技術の積極的な導入が行われ、佐賀藩は一躍雄藩となりました。そして11代直大公の時代に明治維新を迎え、侯爵を授かり皇室の藩屏となりました。
徴古館では、鍋島家に伝わった様々な時代・分野の歴史資料や美術工芸品を鍋島家の歴史とともにご紹介いたします。
※会期中に展示品の入れ替えを行います。
女房三十六人歌合
三十六歌仙絵
代々集巻頭歌
鍋島栄子 仮装舞踏服
鍋島直大 仮装舞踏服
ボンボニエール
黄銅製耳木菟形壷
菊御紋付桑煙草盆
神ノ島・四郎島
貢姫宛て鍋島直正書簡
禾目天目茶碗
鉄絵染付大根文茶碗
牙彫鹿背仙翁置物
鉄釉茶入
脇差 無銘
小鳥置物
青磁水指
金魚文七宝花瓶
備前焼大茶入
脇差 銘 「近江大掾藤原忠広」/鹿皮巻脇差拵
金銅製花唐草模様
飴釉茶入
染付松竹梅文大壷
色絵麦に雀文花瓶
佐賀藩三重津海軍所絵図
蒸気船雛形(外輪船)
鍋島栄子所用 簪
鍋島栄子 夜会服
カノン砲雛形
佐賀藩精煉方絵図
菊御紋玻璃コップ・磁器盃
菊御紋付銀盃
ヤルド遠眼鏡
溜漆塗菊に萩蒔絵硯箱
銀製枯木眠鳩御棚飾
菊御紋付秋海棠模様
青磁肩衝茶入
琵琶 銘 宮島
鍋島直正書(新収蔵品)侯爵鍋島家の歴代夫人が愛しんだ、明治から昭和初期のおひなさまをご紹介する恒例の雛祭り展です。
鍋島邸での雛祭りにならった、幅6mと5mの2つの横長の大雛壇に並ぶ御人形の愛らしさ、細やかな雛道具の世界を存分にご堪能ください。
また、土曜・日曜・祝日には、2階にてお箏の演奏などをお楽しみいただけます。
この期間は「佐賀城下ひなまつり」として佐賀城下全体が春らしく彩られます。佐賀城には子どもたちが作ったおひなさまがずらりと並び、城下ではレトロな街並みや建物を楽しみながら、佐賀の伝統工芸で彩ったおひなさまなどを見ることができます。
