収蔵品紹介

東遊歌神楽歌

あずまあそびうたかぐらうた

東遊歌とは東国に起こった祭儀用の舞踊で、大和地方の和舞と並び東舞として祭礼で奉納された。神楽歌とは神前で奏する楽舞の中でも宮中で奏される特定形式の神事歌謡を集めたもの。鍋島家本には天地に墨界を引いた斐紙を用い、東遊歌・笛調子・和琴調弦法・神楽歌の順に記されている。字体は万葉仮名を主とし、古い平仮名字体も交える。他本との歌詞の異同・各詩の唱法及びその作法等の記載が多く、奉納の順序が整然と記載されており、優れた資料的価値を持つ。

平安時代後期(12世紀)


竪27.5cm 横1375.0cm


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