公益財団法人鍋島報效会 徴古館
〒840-0831 佐賀県佐賀市松原2-5-22
阿蘭陀焼小壷 牙蓋共
おらんだやきこつぼ げふたとも
阿蘭陀(オランダ)で日本向けに焼かれ、長崎経由で輸入された薬壺。本来は膏薬を入れる壷としてヨーロッパで用いられるが、日本では薄茶器としても用いられ、本作品は香道具のたきがら入れに転用された。オランダ陶器には本品のような青の釉薬は少なく、日本の好みに合わせて作られたものと思われる。
17世紀半ば~18世紀オランダ製 初代鍋島勝茂 伝来高6.5cm 口径5.2cm 底径4.5cm
●図録「初春 ―祝いと香り」(平成21年) ●図録「佐賀藩 長崎警備のはじまり」(平成24年)
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収蔵品紹介