収蔵品紹介

花鳥図屏風

かちょうずびょうぶ

作者、伝来ともに不詳。金雲の縁に下地として胡粉を塗る点、水墨の輪郭線をもつ狩野派的な岩、桜の樹幹の立体的な質感描写などは17世紀初期的な特徴を継承している。一方図の構成には奥行感が乏しく菖蒲や鷺の形態には琳派を連想する平明な装飾性が加味されていることなどから、17世紀後半以降の作と思われる。

江戸時代


竪171.2cm 横252cm


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