2021年3月　贈正二位宣旨

贈正二位宣旨

ぞうしょうにいせんじ
明治4年(1871) 正月23日　1点　縦39.0cm 横54.5cm

　本年(2021年)3月8日、10代藩主鍋島直正公が薨去された明治4年(1871)正月18日(旧暦)から150年を迎えた。
本資料は、薨去の5日後にあたる正月23日に出された贈位の宣旨。同日付の位記(いき)とともに伝わる。これにより直正公は生前の従二位から正二位となり、さらに明治33年(1900)の三十年祭に際し従一位が追贈された。
　大正9年(1920)に執り行われた五十年祭では、佐賀図書館を会場に「閑叟公五十年祭記念御遺物展覧会」が催され、本資料も肖像画や書作、詩文稿、任開拓長官宣旨や明治天皇恩賜の直衣などとともに「明治四年薨去ノ際贈正二位ノ宣旨」として出品された(※)。

※『閑叟公 五十年祭記念誌』大正10年10月16日、閑叟公五十年祭記念協賛会 編集･発行

2021年3月8日、鍋島直正命頌徳祭および御墓前祭が執り行われました。


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