2019年5月 胴箔地丸紋尽し縫箔

胴箔地丸紋尽し縫箔

どうはくじまるもんづくしぬいはく
江戸時代中期(18世紀前半) 鍋島吉茂 所用
1領 丈147.5cm  裄70.0cm

金摺箔(きんすりはく)の地に大中小の様々な丸紋を配した縫箔。九曜や藤巴、龍や揚羽蝶、違い矢や鷹の羽、剣酢漿草(けんかたばみ)などの紋が多色の糸を用いて刺繍され、鍋島家の家紋である杏葉紋によく似た抱き茗荷紋も赤糸と青糸で2か所に表されている。
縫箔は、演能では両袖を脱ぎ腰巻(こしまき)のように着付けることが多いため、腰部分を避けるように余白を設けつつ
、バランス良く紋を散らしている。
天保14年(1843)に鍋島家に伝わる能関係の品々が調査された際の御道具帳「御能御面其外御道具」(鍋072-2)の記載によると、4代藩主鍋島吉茂の所用品とされている。


展示案内

本品は「伝来品でたどる鍋島家の歴史 ―佐賀藩主から侯爵へ」展 第1期(5月20日~7月20日)に出品します。