収蔵品紹介

寛永御城并小路町図

かんえいおしろならびにこうじまちず

佐賀城下を中心に、周辺地域まで含む広範囲を表した絵図。石垣、土手、堀、江などの防禦施設や自然地形に関する細かい数値から、東西の総距離、遥か離れた北山や南海までの距離など広範におよぶ数値を記す点は他期の御城下絵図に見られない特徴である。その一方で、他期の御城下絵図の多くが厳密に記している居住者名や寺社名、町名は一切記されていない。このことから本図の目的は、城郭、近隣地域も含めた城下の構造、地割りと土地利用種別を把握することにあると考えられる。

寛永3年(1626)8月5日


竪107cm 横261cm

掲載図録

●図録「御城下絵図に見る佐賀のまち」(平成21年) ●図録「鍋島直茂・勝茂の時代」(平成23年)


掲載図録はこちら(●図録「御城下絵図に見る佐賀のまち」(平成21年) ●図録「鍋島直茂・勝茂の時代」(平成23年))

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