第70回展 鍋島家の雛祭り

 第70回展 鍋島家の雛祭り


  

 

 

 

 

平成27年2月21日(土) ~ 3月31日(火) 

徴古館「鍋島家の雛祭り」展では、侯爵鍋島家の歴代夫人がお持ちになった雛人形・雛道具による大雛壇飾りが、この年も皆さまをお迎えしました。小さきものへの愛しみと桃の節句が結びついた雛飾り。小さきものや四季に対する抒情は、いつの時代にも工芸品に表されてきました。
そこで今回の特別展示は、11代直大公の栄子(ながこ)夫人がお持ちになった櫛や簪(かんざし)などの髪飾り。とりわけ簪の装飾は、多彩なモチーフと精緻を極めた技巧が見どころです。一粒に「いろは」47文字が書き込まれた米粒、房に7つの極小の真珠を嵌めた葡萄、流水を泳ぐ鮎、48枚の花びらから成る菊などを、わずか1~2㎝で表す精妙な技巧には息をのむばかりです。愛らしい雛人形・雛道具とともに、装身具の精緻な世界をご覧いただきました。

 

展示風景

     

 

 
 
     

 

 

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