平成26年は、10代佐賀藩主・鍋島直正公(閑叟(かんそう)/1814~71)の生誕200年にあたります。閑叟公は、行財政・教育の改革、殖産興業の振興などにより、幕末佐賀藩を雄藩になした名君として敬意をもって語られますが、かつて高さ4mを超える閑叟公の銅像が佐賀市松原に建っていたことは、次第に忘れ去られようとしています。銅像は、閑叟公の風姿を永劫にわたり知らしめ欽慕の念を仰がせんがため、生誕100年にあたる大正2年(1913)県内外からの寄附金により造立されました。この美挙に対し11代鍋島直大公は、県内初の図書館「佐賀図書館」を開設し県民への謝意を表しました。本展は、古写真や銅像模型等により今はなき閑叟公銅像の風姿を偲ぶ企画展です。
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*印はパネル展示