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第58回展「神野御茶屋 ―殿様の別邸」
第58回展 「神野御茶屋 ―殿様の別邸」
平成24年9月24日（月） ～ 12月1日（土）
10代藩主 鍋島直正公は、わが国の近代化を他藩に先駆けて先導した藩主ですが、多忙な殿様に必要だったのが「御茶屋」という別邸でした。数ある直正公時代の御茶屋のうち、弘化3年（1846）に造営された最も宏壮な御茶屋が神野御茶屋です。その造作は壮麗で、室内は選りすぐりの御道具で飾られ、藩士と親睦し御一家と遊ばれた神野御茶屋は、藩主の心をしばし解き放つ特別な空間でした。明治時代以降も、御下県の際には侯爵鍋島家による園遊会が催されました。大正12年（1923）に鍋島家から佐賀市に寄附され、神野公園と名を改めて2013年で90年。今なお親しまれている御茶屋の歴史を文書や古地図、古写真からたどり、室内を飾った御道具の数々により往時の趣きを偲んだ展覧会でした。
展示風景
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関連図書
出品目録
＊印はパネル展示／法量の単位はセンチメートル／所蔵者表示のない資料はいずれも財団法人鍋島報效会所蔵
- 1 鍋島直正公肖像写真＊ 1枚 安政6年(1859) 竪10.7 横8.1 川﨑道民 撮影
- 2 直正公御年譜地取(巻五) 1冊 明治時代(19世紀) 竪25.5 横18.2 鍋113-24
- 3 直正公御年譜地取(巻五) 1冊 明治時代(19世紀) 竪26.4 横18.4 鍋113-23
- 4 神野御茶屋御家作一件扣 1冊 弘化3年(1846) 竪18.8 横13.4 鍋673-2
- 5 神野御茶屋図 ＊ 1舗 江戸時代末期(19世紀) 竪122 横128 鍋島文庫資料･郷182
- 6 神野御茶屋図 1舗 江戸時代末期(19世紀) 竪137.5 横130.3 鍋113-24
- 7 中佐嘉郷神野村 ＊ 1舗 天明4年(1784) 竪178 横155 佐賀県立図書館所蔵(郷113)
- 8 古写真 無限青山亭藤花 ＊ 1枚 明治時代初期(19世紀) (本紙) 竪15.0 横19.8
- 9 古写真 中島釣殿 ＊ 1枚 明治時代初期(19世紀) (本紙)竪15.0 横19.7
- 10 直正公御年譜地取(巻八) 1冊 明治時代(19世紀) 竪25.5 横18.2
- 11 談話筆記 1冊 明治27年(1894)竪25.7 横18.4 鍋988.9-4
- 12 古川松根筆記 1冊 明治時代(19世紀) 竪26.4 横18.4 鍋109-7
- 13 直正公譜(巻十) 1冊 明治11年(1878) 竪25.8 横18.3 鍋113-40
- 14 野人亭稿 1冊 明治時代(19世紀) 竪26.3 横18.4 直正漢詩集
- 15 鍋島直正書簡 1通 万治元年(1864)ヵ4月5日 竪17.3 横86.5 長女・貢姫宛
- 16 鍋島直正書簡 1通 慶応2年(1866)ヵ2月21日 竪17.2 横95.4 1長女・貢姫宛
- 17 神野御茶屋御置付御道具帳 1冊 弘化3年(1846)7月 竪29.8 横20.6 鍋092-2
- 18 御道具方御品控帳 1冊 弘化3年(1846) 竪27.1 横18.8 鍋074-2
- 19 神野御道具帳 1冊 明治時代初期(19世紀) 竪27.0 横19.0 鍋090-7
- 20 紺紙白字詩書屏風 1隻 江戸時代前期(17世紀) (各扇)竪131.0 横53.0 洪 浩然 筆
- 21 月渚宿雁図 1幅 中国・明時代(15～16世紀) 竪142.2 横70.3 呂紀 筆
- 22 銀象嵌釜鐶 1具 江戸時代 口径8.2
- 23 風炉火箸 1具 江戸時代 長さ28.4
- 24 宗偏好 四方釜風炉 五徳添 1具 享和3年(1803) 高さ13.7 胴径35.2 松木宗四郎 作
- 25 焼締糸目結形水指 1口 江戸時代(18～19世紀) 高さ18.1 口径13.2 備前焼
- 26 染付楼閣山水文中水指 1合 江戸時代後期(19世紀) 高さ18.5 口径7.2 大川内焼
- 27 真塗手桶 1合 江戸時代(18～19世紀) 高さ25.5 口径24.8 底径23.2
- 28 唐銅製建水 1口 文化5年(1808) 高さ7.4 口径13.8 底径10.4 名越弥五郎 作
- 29 竹製格子形炭斗 釜敷添 1口 中国・明時代 高さ10.1 口径24.5 底径21.2
- 30 義閑作 茶杓 1本 江戸時代中期(18～19世紀) 長さ18.3 水谷義閑 作
- 31 黒漆塗尻張棗 1合 江戸時代 高さ6.2 最大径6.0
- 32 黒漆塗丸小板 1枚 江戸時代 高さ2.0 口径30.9
- 33 枇杷色唐銅尻張形水次 1合 文化7年(1810) 高さ23.7 口径11 名越弥五郎 作
- 34 青磁罅焼茶巾盥 1口 江戸時代後期(19世紀) 高さ7.6 口径24.5 大川内焼
- 35 唐銅取手龍鳳覆雲透鈕有香炉 1口 江戸時代 高さ15.8 最大幅17.5
- 36 青磁三足付香炉 1口 中国・明時代（14世紀後半～15世紀前半) 高さ5.5 口径5.7 中国･龍泉窯
- 37 唐松布袋唐子堆朱香盆 1枚 中国・明時代(16世紀) 高さ2.1 竪19.2 横19.1
- 38 黒漆塗布袋唐子螺鈿網代香合 1合 中国・清時代(18世紀) 高さ7.8 竪6.7 横6.7
- 39 銀夕顔形水注 1合 江戸時代 高さ10
- 40 梨子地秋野蒔絵硯箱 1合 江戸時代(18世紀) 高さ4 竪25 横14.5 古満安明 作
- 41 黒漆楼閣人物螺鈿軸盆 1枚 中国･明時代(17世紀) 高さ2.8 竪35.5 横13.4
- 42 山水人物彫竹筆立 1基 中国・明時代 高さ15 口径12(8.6) 底径12.1
- 43 花丸模様短冊掛 1枚 江戸時代 竪66.4 横9.6
- 44 唐銅雨龍形文鎮 1点 中国･明時代 横3.5 高さ3.2
- 45 銀象眼龍頭筆架 1点 朝鮮･李朝時代 横14.7 高さ2
- 46 梨子地鳳凰雲鶴蒔絵中央卓 1基 江戸時代後期(18世紀後半) 高52.3 古満巨柳 作
- 47 鉄刀木茶棚 1基 江戸時代 高さ35.9 竪27.4 横34.3
- 48 巻絹机 大和錦張 1基 江戸時代 幅64.7 奥行33.7 高さ24
- 49 黒漆塗生花文螺鈿花台 1基 江戸時代後期(19世紀)竪35.8 横47.1 高13.9
- 50 御来縣留記 1冊 明治20年(1887) 竪27.0 横18.8 鍋988.3-1
- 51 御来縣献上物控 1冊 明治20年(1887) 竪27.5 横18.8 鍋988.2-5
- 52 御来栄留記 1冊 明治20年(1887)2月 竪27.0 横18.1 鍋988.2-4
- 53 鍋島侯御来栄之概況 1冊 明治20年(1887)2月 竪23.1 横17.5 鍋988-6
- 54 鍋島侯御入栄概況餘聞 1冊 明治20年（1887）2月 竪24.9 横17.7 鍋988-7
- 55 御来佐日記 1冊 明治34年(1901) 竪27.1 横18.6 鍋988.1-4
- 56 御来佐日記 1冊 明治34年(1901) 竪27.2 横19.0 鍋988.2-23
- 57 御来佐中佐賀三新聞抄録 1冊 明治34年(1901) 竪24.2 横16.2 鍋988.2-25
- 58 御下縣録 1冊 大正6年(1917)4月 竪24.0 横16.5 鍋988.2-39
- 59 侯爵様･奥方様･直泰様 御下縣略記 御下縣ノ際献上品並其御挨拶控 1冊 大正12年(1923)3月 竪27.2 横19.0 鍋988.2-48
- 61 神野御茶屋改築平面図 ＊ 1舗 大正時代(20世紀)ヵ 竪79.7 横54.5
- 60 侯爵様･奥方様･直泰様 御下縣中の新聞切抜 1冊 大正12年(1923)3月 竪27.0 横38.6
- 62 色絵杏葉紋付兎花唐草文喫茶具 1揃 大正12年(1923) (皿)口径18.2 底径11.4 高さ1.7 深川製磁 製
- 63 神野御茶屋古写真＊ 9枚 大正時代(20世紀)