第34回展 天覧蝶と蝶づくし
平成18年5月15日(月) ~ 8月11日(金)
熱心な蝶の研究・収集家でもあった13代鍋島直泰の没後25周年を迎えたのを機に開催した展覧会。直泰による国内外の蝶コレクション約3,900点から、昭和62年に佐賀県で行われた全国植樹祭の折りに昭和天皇の天覧となった蝶の標本を初公開しました。天覧蝶に併せて、染織や飲食具、喫煙具や楽器、絵画といったさまざまな分野から、蝶をモチーフにした美術工芸品も展示しました。
展示風景
出品目録
- 日本産チョウ標本 12箱 直泰 コレクション
- 外国産チョウ標本 6箱 直泰 コレクション
- 標本セット 1揃 直泰 使用
- 採集時の衣裳・捕虫網 1揃 昭和時代 直泰 着用
- 蝶アルバム・手紙ほか 1揃 昭和時代 直泰 作成
- 波頭亀舞蝶図 2幅対 江戸時代 伝辺文進 筆
- 観音・牡丹・菊紅葉図 3幅対 江戸時代 雲谷等ハン 筆
- 福禄寿・菊花図 3幅対 江戸時代 狩野養川院惟信 筆
- 染付蝶文牡丹形皿 8枚 幕末~明治初
- 色絵扇面蝶文牡丹形大皿 1枚 幕末~明治初
- 染付蝶模様蓋付入物 2点 近代
- 色絵草花文碗皿 3客 大正12年 有田・深川 製
- 色絵菊竹文壺 2口 大正時代 有田・深川 製
- 扇面散蒔絵重硯箱 1合 江戸時代
- 黒塗牡丹蒔絵小長盆 2枚 近代
- 古銅蝶生彫火筋立 1点 江戸時代
- 雪の下に蝶模様小柄 1点 江戸時代
- 鍍金水瓶 1点 近代 江戸時代後期
- 菊蝶模様煙管 1点 近代
- 蝶に牡丹文様小物入 1点 近代 鍋島禎子 所用
- 菊に蝶模様紙入・紙挟 2点 江戸時代後期 松平慈貞院 手細工
- 蝶下絵(押紙細工用) 1括 江戸時代後期 松平慈貞院 手細工
- 蝶に牡丹蒔絵琴柱 1組 江戸時代
- 梨子地蝶蒔絵琴爪箱 1合 近代
- 黒地群蝶模様留袖 1領 昭和時代 鍋島紀久子 所用
- 鍋島緞通 亀甲に蝶花文縁二重雷文 1枚 大正時代