収蔵品紹介

慶安御城下絵図

けいあんごじょうかえず

本図の特徴は、慶安期と承応期の絵図のみに見られる、屋敷地の色分けが施されている点である。画面左下の凡例から「青色ハ紀伊守内」(小城藩士)、「香色ハ甲斐守内」(蓮池藩士)、「赤キハ又内」すなわち小城家と蓮池家以外に属するの家臣のことで、多久家の家臣などがこれにあたる。町人地については、承応期の絵図以降では伊勢屋本町となる地域に「野菜町」、下今宿町となる地域に「下今宿津町」とあり、本図だけに見られる。

慶安2年(1649)
御境目方

竪222cm 横307cm

掲載図録

●図録「御城下絵図に見る佐賀のまち」(平成21年) ●図録「御城下絵図を読み解く」(平成22年)


掲載図録はこちら(●図録「御城下絵図に見る佐賀のまち」(平成21年) ●図録「御城下絵図を読み解く」(平成22年))

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