公益財団法人鍋島報效会 徴古館
〒840-0831 佐賀県佐賀市松原2-5-22
黒漆塗雷文花枝円文散蒔絵行器
くろぬり らいもんかしまるもんちらしまきえほかい
蓋の表を大きく盛り上げた印籠蓋造りの行器。行器とは、食べ物などを入れて運搬する道具。内外に黒漆を塗り、外面に雷文繋ぎを地紋風に、花卉円文を上紋風に散らしている。花卉円文は、蓋表に椿、梅、菊を、側面に萩、薔薇、桜、沢潟、牡丹、蒲公英、水仙、芙蓉を、足に牡丹唐草をそれぞれ配する。器の表面を埋め尽くすように模様が蒔絵される。
江戸時代後期 高58.5cm 径47.7cm
●「大名から侯爵へ ―鍋島家の華」(平成19年)
ページ上部へ戻る
収蔵品紹介