公益財団法人鍋島報效会 徴古館
〒840-0831 佐賀県佐賀市松原2-5-22
鍋島勝茂像
なべしまかつしげぞう
初代鍋島勝茂(1580-1657)の肖像画で、四位以上の大礼服である束帯姿。冠は有文の羅、袍は黒で裾を着け、手には木笏を持つ。箱書に「奉寄進 泰盛院殿御影一幅 恵日山高傳禅寺常住 寛文元辛丑年十月吉日 性空院」とある。性空院は勝茂の嫡女伊勢菊(1620-1680)のことで、多久長門安順の養女にして神代常利(親類)に嫁す。大正14年高伝寺返納品の一つ。なお、鍋島勝茂肖像画はほかに高伝寺に1点、当会に2点ある。
寛文元年(1661年)竪94.4cm 横45.4cm
●図録「鍋島直茂・勝茂の時代」(平成23年)
ページ上部へ戻る
収蔵品紹介