茶地結立湧花鳥模様襴錦 一巻
ちゃじゆいたてわくかちょうもようらんきん
中国・明時代(16~17世紀)
初代藩主・鍋島勝茂 所用(高伝寺返納品)
長さ999.4㎝ 幅55.3㎝
繻子織に金糸で柄を織り出す珍しい技法によって西洋風な双頭の鷲などを表しているが、菊や鳳凰などの模様があることから中国製といえる。当時マカオでポルトガル製品の写しを中国人に織らせることがあったという。初代藩主鍋島勝茂が長崎からの輸入品を入手した未使用品で、約10mもある。
2011年が1611年(慶長16年)の佐賀城築城から400年の節目にあたるのを記念して、徴古館では第53回展「鍋島直茂・勝茂の時代」展(5月30日[月]~7月30日[土])、第54回展「歴代藩主と佐賀城」展(平成23年9月26日[月]~12月3日[土])を開催しました。この資料は第53回展「鍋島直茂・勝茂の時代」展で出品いたしました。
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