佐賀藩主鍋島家にゆかりの和歌や漢詩などを中心とした文学を取り上げた初めての展覧会。江戸時代の武家にとって、文学は能楽や茶道などとと並び欠くことのできない嗜みのひとつでした。鍋島家では特に2代藩主・光茂や3代藩主・綱茂、8代藩主・治茂が文学をよくした藩主として知られています。歴代藩主や正室、子女による自筆の詩歌に加え、書や歌の手本として大切に受け継がれた古筆手鑑や和歌集など、初公開の資料も含めて展観し、いままで知られる機会の少なかった「佐賀鍋島家の文事 ―詩歌の世界」について紹介しました。
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