そめつけたけのこもんりんかざら
江戸時代中期(1690~1730年代) 鍋島藩窯
口径19.9 cm 底径10.9cm 高さ4.7cm
江戸時代、幕府への献上品などの生産を目的として佐賀藩によって領内伊万里郷の大川内山に設置された藩窯で作られた鍋島焼。染付で描かれた直線的な笹の葉や、すっと伸びた筍がシャープでありながら、器形に沿って湾曲した笹枝や、輪花形の縁がやわらかな印象を与える。丁寧に濃淡がつけられ、筍の皮の丸みや笹の葉先の薄さを表されている。高台の櫛歯文様は鍋島焼の特徴の一つ。裏文様として5か所に牡丹の花を配す。
本品は「鍋島家伝来磁器展」(平成28年8月22日~11月12日)に出品中です。
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