染付蝶文牡丹形皿

染付蝶文牡丹形皿

そめつけちょうもんぼたんがたさら

 

器形を牡丹の花弁形に象り、染付で三羽の蝶を配して、牡丹の花に群れる蝶をあらわした瀟洒な作品。11代将軍・徳川家斉の娘で、10代佐賀藩主鍋島直正の室となった盛姫が、江戸城大奥向けに作らせたと伝わる。牡丹にしばしば取り合わされる蝶は、その華麗な姿から古くより好まれた文様である。長寿の意味をもつ吉祥文であり、また不死不滅のシンボルとして武士の紋章にもなっている。

江戸時代末期(1840~60年代)
鍋島藩窯

高4.6cm 口径18.4cm 底径9.3cm 高4.6cm 口径21.2cm 底径9.6cm


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