その他

その他雛

鍋島家3代に亘る雛人形の他にも、10代直正夫人所用とされる葵御紋付御所人形や戦災を免れ佐賀で唯一遺った左大臣・右大臣人形、また深川製の雛食器類、豆屋根附御殿や寿雛など、華やかで愛らしい品々がのこる。

右大臣・左大臣

右大臣・左大臣

時代 江戸時代後期
法量 右大臣 高 31 左大臣 高 31

この人形のみ当初から佐賀に伝来し、幾多の災厄を免れてきた。大名家の雛人形にふさわしい大振りの体躯に能面をおもわせる表情が美しい。

葵御紋付御所人形

葵御紋付御所人形

時代 江戸時代後期
法量 高 40.5 座高17.7

葵御紋付の着物をつけたこの御所人形は、10代直正の室盛姫(将軍家斉女)、あるいは継室筆姫(田安齊匡女)所用のものと思われる。御所人形頭でガラス目は珍しく、幕末、目にガラスが入った早い例とされる。お顔も素晴らしく、大変貴重で大事な人形。着物は御所解き模様で、御殿女中(武家の女中)の着物を着用。紋縮緬地に松梅、藤、網代、芦、雀を刺繍し、金糸で流水と霞を刺繍。

深川製雛道具

深川製雛道具

時代 明治時代
法量 カップ 高0.7
作者 深川製

有田深川製磁の雛道具。底面には富士に流水マーク。これほど小さく精緻なつくりでしかも文様の美しいものは他に類例がない。雲鶴や梅樹、宝相華唐草の模様のカップとソーサー、ポットとミルク・砂糖入れといった喫茶道具、水仙、葡萄蔓、牡丹唐草の模様の花瓶や食籠など。