収蔵品紹介

紅綸子地花車模様打掛

べにりんずじはなぐるまもよううちかけ

紅綸子地にこぼれんばかりの花々を盛った花車模様を絵羽に配した打掛。牡丹・杜若・藤・菊・水仙などの花々が刺繍と摺匹田によって表される。花車の車輪は、一つは地を白く染め残し、周囲を紫糸で刺繍する、もう一つは摺匹田地に金糸で輪郭線を表現するという二種類の技法を用いる。春の牡丹、初夏の杜若、秋の菊、冬の水仙と四季の花が渾然一体となって表現され、華やかさと共に、吉祥の雰囲気があふれる打掛。

江戸時代後期


丈173.0cm 裄60.5cm

掲載図録

●「大名から侯爵へ ―鍋島家の華」(平成19年)


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