収蔵品紹介

黒漆塗粟ニ群雀鳴子文様蒔絵小鼓

くろうるしぬりあわにぐんじゃくなるこもんようまきえこつづみ

山桜製黒漆塗蝋色仕上げ、内部の受に縦筋カンナを刻み、巣間は磨地とする。内部の構造は、乳袋の中の海が広く、巣間が短く室内演奏用に作られた鼓胴であることが窺える。外面には風にそよぐ粟に鳴子、群がり威嚇しあう雀などを蒔絵する。鳴子に雀模様は「大きな音を立てる」意味を持つことから、鼓胴に好まれた図柄である。

江戸時代


長25.4cm 鼓面径20cm

掲載図録

●「大名から侯爵へ ―鍋島家の華」(平成19年)


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