公益財団法人鍋島報效会 徴古館
〒840-0831 佐賀県佐賀市松原2-5-22
多布施公儀石火矢鋳立所図
たふせこうぎいしびやいたてしょず
嘉永6年(1853)のペリー来航後、幕府は佐賀藩に鉄製大砲50門を注文し、品川に台場を建設することとした。これを受けて佐賀藩では、先の築地反射炉に続き、嘉永6年9月多布施川沿いに新たに公儀石火矢鋳立所(製砲工場)を設けて鋳造にあたり、150ポンド砲2門を献上した。本図は昭和初年に描いた考証復元図で、2基(4炉)の反射炉が向かい合っている。近年の発掘調査で反射炉の位置もほぼ確認できた。
昭和時代初期(20世紀)陣内松齢竪68.6cm 横85.1cm
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